こんにちは。
成田空港周辺を主な商圏としている当社でありますが、
たまに地元のお客さまのご依頼で商圏外の物件を取り扱うことが
あります。
今回は那須塩原市の別荘地の土地の売却の案件です。
私たち不動産屋も商圏外の不動産の相場は調べないとわかりません。
本当は調べないとわからないようではダメなのですけどね。
即答できないようでは頼りにならない不動産屋です。
例えば、
「印旛郡栄町の安食。お花屋さんの近くです。土地は××坪。いくらですか？」
と言われて即
「だいたい○○円です」
と言えないようではダメですね。
しかし、物件所有者がこちらにいらっしゃる場合には、
どうしても遠隔地の物件の売却をお引き受けするケースが出てきます。
というわけで、調べてみました。
まずは東日本不動産流通機構のデータベース（通称「レインズ」）で
取引情報を調べます。このデータで販売中の物件と過去に成約した物件の価格を
調べることができます。
都心や市街地はデータ量が多いので、これだけである程度正確に査定をすることができます。
しかし、田舎だとなかなかそうは行きません。
なぜなら田舎ほど購入希望者が少なく、取引例も少ないからです。
田舎の物件は地元の不動産屋に率直にお願いして彼らが皮膚感覚で感じている
相場観を聞かせてもらうしかありません。
「成田の不動産屋なのですが、那須塩原市の相場を教えてくれますか？」
そうやって電話すると露骨に面倒がる不動産屋がたくさんいます。
成田の不動産屋でも同業者からの電話だと分ったとたんに電話の向こうの声が
変わり、怖いような人も居ますし（笑）。
そういう中で、那須郡那須町の株式会社セイユウリゾートさんの対応は
実に親切でお手本にしなければならない対応をしてくださいました。
直接商売にならないような相手にも、お客様に対しても同じように
親切にされているのだと思います。
那須高原で別荘を購入するときに頼りになりそうです。
http://www.resort-nasu.com/
那須の別荘地も千葉県の郊外の不動産市況と似ているようですね。
結論としては
「建物付だと売れるけど、更地だとなかなか売れません」
ということでした。
流石に千葉県の郊外とは言え、成田空港周辺は那須の別荘地よりは
土地が取引されますけど、基本的な傾向は同じです。
また、那須の別荘地では標高によっても人気に差が出るそうです。
標高500メートルくらいまでが人気で、それ以上の高さになると積雪が多くなるため
敬遠されがちなのだとか。。
各地域によって地元の人に聞いてみないとわからないようなことって
いろいろありますね！
スマイル・リンク株式会社
宅地建物取引主任者・2級FP技能士
川邉 雅信（かわべ まさのぶ）
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