こんにちは。
今日は子供の頃の同級生からの依頼を受けて物件の下見に
行ってきました。物件は戸建住宅です。
友達からの依頼でも、お客さんからの依頼でも、
チェックするポイントは変わりません。
物件探しをしている方の参考になればと思いまして
チェックしたポイントをご紹介します。
【まず遠目に物件を眺めてみる】
遠めに見ることによって隣接地の状況を確認する、物件前の人・自動車の交通量をチェック、
日照、風向き、臭気、騒音の状況もチェックします。
これらは物件そのものではありませんが、それだけに後で直すことができないものばかりです。
それだけに私は物件自体よりも重視してチェックすることが多いですよ。
今回の物件を眺めていて気づいたこと
☆物件前の道路がバス通り
⇒バス停も近くて便利、他方クルマの走行音が多少気になる、大型車輌の通行時には多少の振動も
感じるかも。ただし、マイカーの駐車場への出入りが不自由するほどにはクルマの通行は
多くは無い（季節によっては交通量が増える可能性アリ）、人目が多い表通りなので防犯面はプラス,,,etc..
☆物件の道路向かいにコンビニエンスストアがある
⇒便利。しかし、風が強い日にはコンビニのゴミ（レシート等）が物件にまで飛んできてしまう
こともある、夏休み等は深夜までお客さんの出入りがあって騒がしい可能性がある,,,etc..
☆物件隣接地が空き家になっていた
⇒空家のため草木が伸びていますので、先々こちらの物件まで越境してくるかもしれません。
他方で、隣接地が空地、空家だと気楽なところもありますよね。子供が少々騒いでも迷惑になりません。
☆臭気、騒音は上記以外に気になる物はありませんでした。
もちろん、物件敷地内もぐるっと一周して違和感を感じるものが無いことを確認しました
【物件内に入って使い勝手を確かめる】
☆建具やサッシは極力全て開け閉めします。大きな歪みがあれば大抵はこれで気づきます。
床にビー玉を転がすよりも意味がある確かめ方だと思います。
☆曇りガラスの窓があれば窓を開けて眺望を確認。へんな物は見えませんか？
☆キッチンやお風呂ののガス設備、給湯設備をチェック。ガスではなく灯油使用のものもありますよね。
☆築年数が古い住宅で「間取りが変わっているな」と感じるときには増築している可能性が有ります。
特に持ち家として購入する場合には、増築が違反建築になっていないことを確認します。
☆床下収納があれば収納庫を取り出して床下の状態をのぞいてみましょう。
湿っている場合は、今はリフォームしたばかりで綺麗かもしれませんが、先々カビに悩まされる可能性が有ります。
☆天井はくまなく見て回ります。雨漏りのチェックです。出窓、天窓の周囲はとくに念入りに見ます。
また、2階建の場合、バルコニーの付け根から雨水が侵入することがありますよ。そのあたりも要チェックです。
サッシのしたの木部がふやけていたら結露が酷いかもしれません。
こうしてチェックした結果、今回の物件はお勧めすることができる物件と判断しました。
物件の良い点と悪い点は、選ぶ人の好みや用途によっては良い点と悪い点が逆転してしまいます。
なかなか完璧な物件と言うものは無いものだと思いますが、
私は物件を選ぶとき、調査するときには「絶対に妥協できない欠点が無いこと」を
まず最初に確認することにしています。要するに、最初に合格水準の最低ラインを
超えているのかどうかを確認したら、あとは加点方式のように好きなポイントを挙げていって
いくつかの物件を比較してゆきます。そして、最後はフィーリング、好みで決めるのが一番大事
ではないかなと感じています。
多くのお客様は最終的には勘と好き嫌いで決められますので（笑）、、
私たち不動産屋の仕事は、お客様が気づいていないような隠れた欠点を洗い出して情報提供して、
お客様が勘違いで気に入ってしまわないようにサポートすることになるのだろうなと思っています。
いかがでしょうか？
最後に少し話がそれましたが、私の物件チェックのお話があなたの物件選びの参考になれば
幸いです！
※写真は物件の写真です。このくらい離れた場所から眺めて観察しています。
スマイル・リンク株式会社
宅地建物取引士・2級FP技能士
川邉 雅信（かわべ まさのぶ）
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