こんにちは。成田の不動産屋、スマイル・リンク(株)の川邉です。
ご売却を任せていただいている富里市大和の中古住宅が無事にご成約となりましたので、その売買契約前に改めて物件調査をしてきました。
不動産を売買する前には必ず物件の現地+役所調査を!
不動産の物件調査は物件そのものの調査に加えて管轄する市役所等のお役所を回って調べる法令関係の調査もあります。
今日は富里市役所訪問から調査開始です。
富里市役所へ、、、
富里市市役所を訪問して「都市計画」(その地域にどのような建物を建築して良いのか、あるいはダメなのか等)」や下水道が使えるのかどうか等を確認します。
ちなみに、富里市大和は都市計画では都市計画区域内の市街化調整区域に分類されるため、原則として住宅を含む建築物の建築はできません。
しかし、このたび不動産売買をする富里市大和の中古住宅は千葉県の条例によって開発された分譲地内にあるため普通の住宅であれば建築することができます。このように裏付けをきちんととる作業が不動産の購入者様が将来的に安心してトラブルなく生活していただくために必要な作業となります。
それから、富里市大和のこのような開発分譲地である北大和団地、大和グリーンタウン、大和ニュータウンには公共下水道が敷設されていません。そのため、各団地で管理組合を組成して「集中浄化槽」を運営して汚水処理をしています。
この管理組合に毎月集中浄化槽の維持管理費を支払わなければならないのですが、その正確な金額は必ず自治会長さんに照会をかけます。もし売主様に聞いた金額が何かの勘違いで誤っていたとしたら購入者様に誤った情報をお伝えすることになってしまいますので大変です。そのため、念には念を入れて自治会長さんに確認させていただくのです。
富里市水道事業所へ、、、
富里市役所を出て、次は水道部に向かいます。
公営水道を管理する水道部(水道局)はたいていは市役所から少し離れた場所にあります。水道関係の設備が必要なためでしょうね。
物件現地を見れば公営水道が来ていることはわかりますが、大切なのはどのような経路を通って水道が物件に引き込まれているのかを確認することです。
物件によっては他人の敷地を通過して上下水道が引き込まれているようなものもありますが、そのような状態であることを知らずに売買をしてしまうと、後々に購入者様が重大なトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。そういった事態を防ぐためには、現地確認と役所での調査の両方をきちんと行わなければなりません。
物件現地の調査
次は物件現地の調査です。
最初に遠めに物件を見て外壁や屋根に異常(大風による損壊)が発生していないことを確認します。それから、越境の有無です。建物本体が越境しているケースは少ないですが、植栽が越境していることはしばしばあります。こういったことも売買契約を機会に解消するようにしています。先々のお隣さんとの関係を友好に保っていただきたいですからね。
続いて擁壁の状態を見ながら境界杭の確認です。
スコップを使って埋もれている境界を掘り出します。これは結構労力が要ります。しかし、どうしても見つからない場合もあります。周囲の家の建て替えその他の理由で杭が地中深く埋もれてしまったり、倒れてしまったりすることがあるからです。そういうときは測量士に依頼して復旧をしてもらいます。
今回はなかなか見つからず汗かきました。。
公営水道の引き込みも現地確認。間違いなく来ています!
この物件は駐車場が1台分しかないので、すぐそばの月極駐車場もチェック。
生活が始まるとゴミ捨て場の場所も大切ですよね。
一通りのことは不動産売却のご依頼をいただいた直後に調べていましたから、契約前の調査はその再確認作業になります。どこも変更なく問題なしでした!
こういう可愛らしい花が駐車場前に咲いていると困りますね。
クルマ入れたくても入れられないです。
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