『あなたの所有不動産を売ってあげるから広告負担金として〇〇万円負担してください。』こう言って売りにくい不動産の所有者から経費名目でお金をだまし取る詐欺まがい商法が増えています。成田市内の不動産を所有している人の中にも被害に遭う人が増えています。ご用心ください。
こんにちは。
成田の不動産屋、スマイル・リンク(株)の川邉です。
田舎の土地や一軒家、相続した不動産を売却したい、処分したいという人をターゲットにした詐欺まがい商法で被害に遭う人が増えています。当社だけでも4月に1人、今月も1人の方から同じ話を聞きました。いずれも数十万円を取られてしまっています。
その詐欺まがい商法の内容ですが、
空地、空き家の所有者を調べてダイレクトメールを出し
「あなたが所有している不動産を売りませんか?ついては売り出しにあたって広告負担金として〇〇万円のご負担をお願いします」
というような提案をして経費名目で先にお金を受け取っておいてあとは放置しているという詐欺まがい商法です。
これをやっているのは不動産業の免許を取得している宅地建物取引業者であることが多い様子ですが、かなりあくどい話ですが、これだけでは詐欺罪を適用するのは困難でしょう。
実際に、不動産業者が空き地や空き家の所有者にお手紙を送って売却するなら当社にお任せくださいという提案をすることはよくあることです。
しかし、不動産仲介で(不動産買取の場合は話が異なります)最初に広告費を負担してくれと言うことはありません。
こういった詐欺まがい商法の被害に遭っているのは70歳以上の高齢者の方で30年くらい前に購入した土地を空き地のままにしている人を中心に、成田市内の不動産で言うと、成田市名古屋、成井、稲荷山、津富浦、吉岡あたりの分譲地の土地を所有している人が多いです。このあたりの不動産所有者の名簿リストが出回っている可能性を感じます。
そして、そのような土地は、一部の例外はありますが、色々な事情から売却はほぼ無理と思われるような物件がほとんどです。しかし、そういった不動産であっても所有者の人にしていれば過去に数百万円を投じて購入し、その後も草刈り業者への支払い等維持費をかけて保有してきたわけですから、「売れない」とか「0円。」「引取り料30万円押原頂ければ引き取ります。」と言われても納得できず、結果的には詐欺まがい商法にひかかってしまうのだと思います。
結論として、いくつかの不動産屋に相場や販売状況を質問してみて
「売れない」「厳しい」等と言われてしまう物件であれば売却をあきらめて保有し続けるしか無いと思います。
また、売却活動に必要な広告費を負担してくれという不動産屋から提案を受けたら、「その広告費相当の費用を支払うからお宅で引き取ってくれ」
と逆提案して、その業者に所有権移転してうことをお勧めします(そういう業者は多分引き取らないと思います)。
くれぐれも、「広告費名目で費用だけ取られて放置されたよ」
という結果にならないようにご用心くださいませ。
スマイル・リンク株式会社
宅地建物取引士・2級FP技能士
川邉 雅信(かわべ まさのぶ)
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